Vol.043 木の時代

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名古屋城の木造再建が話題になっています。

もともとの名古屋城は、1610年から普請が始まり、

1945年名古屋空襲で焼失するまで約330年間持ったわけです。

一方、現存の1959年再建された鉄筋コンクリート造の名古屋城天守は、わずか築約60年で、耐震性に問題があるという。

 

コンクリートは、当初アルカリ性で圧縮強度も高い建築素材ですが、表面から経年劣化で次第に中性化、更には酸性化し、内部の鉄筋も劣化します。その強度は50年を越すと、表面から急速に低下、ボロボロになってきます。解体工事を経験した人なら古いコンクリートの弱いことは、誰でも認識しています。

 

ダムなどのボリュームの大きな構造物ならまだしも、ビルなどの建築物の壁やスラブ(床板)などは構造的に致命的な劣化になりかねません。

 

今度の再建計画は、慶長の築城を忠実に再現するといわれていて、勿論木造ということになりますが、仮に300年あるいはそれ以上長持ちするとしたら、現存のコンクリート造に比べ、その価値は、はるかに大きくなりそうです。技術の伝承という面、環境保全という面でも意義は大きいと思います。

2018.07.04

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