Vol.020 「制振」って必要?

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住宅の地震対策に「耐震」、「制振」、「免震」がありますが、なんとなく違いはご存知という方が多いのではないでしょうか?なんとなくご存知というと失礼かもしれませんが、文字だけ見てもなんとなくは分かりそうです。

  「耐震」は、地震に耐えること

  「制振」は、揺れを制御し抑えること

  「免震」は、揺れを免ずるわけですから、

    揺れが伝わらないような装置でしょうか。

先日あるお客様から「制振は、必要ですか?」と聞かれました。あちこちでいろんな説明を聞かれ、「耐震だけで大丈夫」というメーカーや「制振」、「免震」の必要性を強調するメーカーがあったりしてわからなくなり、「本当のところはどうなんだろう?」というわけです。

こちらは自動車のサスペンションを造っているメーカーの開発した制振金物ですが、建物が変形しようとするときに抵抗し、変形が戻ろうとするときにもブレーキを効かせ動きを止めようとしますから、揺れは小さくなり、早く減衰します。

 サスペンションのある自動車と無い自動車を比較したらどうでしょう?

と言っても、今どきサスペンションの無い車なんて存在しないかもしれませんし、乗ったことも無いですよね!サスペンションの良い高級車とトラックの荷台の比較ならわかる方もあるかもしれません。高級車はデコボコ道でも振動は少なく、快適に走りますが、トラックの荷台に乗せられ、デコボコ道を走られたら手摺なしでいられませんし、長時間になれば、胃袋がひっくり返り、痔疾持ちの人はたまらないことでしょう。

 

 これが建物だったらどうでしょう?

サスペンション(制振)の無い建物で長年暮らせば、ネジも釘もガタガタに緩んだりしても不思議ではありません。建物は動かないと思ったら大間違いです。近くを大型車が走れば揺れますし、台風などの大風でも揺れます。地震が無くても普段から揺れ続けているのです。長い間に緩んだ建物に大地震が起きたらどうでしょう?新築時に比べ「耐震性」も劣化、揺れも年々大きくなります。

「制振」という働きは、自動車のサスペンションと似た働きをします。地震時の揺れを軽減するのは勿論、普段から小さな振動や揺れを抑えることで建物の「耐震劣化」を防いでくれているのです。

2017.07.13

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